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 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2008年10月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
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 なにやら少し秋の肌寒い季節になりました。台風がシーズンですが対策はお済みで
しょうか?予備にとってあるペットボトルの水、消費期限が迫っていることに気づいて
あわてて順番に交換していってます。
 
 ●松茸を百貨店で注文
 ●金融ニュース 世界大波乱
 ●1mの土地に固執する人、金で解決する人どっちが幸せ?
 ●クレーマーの時代;注文を飛ばされたラーメン屋にて大人の対応は?


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 【軽い話題】松茸を百貨店で注文
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 「○○百貨店さん? 松茸もうあるわよね、2、3本持ってきてくれない?」

目の前でこんなことを言われる方がいたりします。値段の話なんてありません。
百貨店の外商部。本当は直通電話なので、「○○さんいる?」と名指しで電話です。
とある社長さんなのですが、今回はたまたま偶然で、野菜を電話で持ってきて貰うというより、
普段は会社名義のお歳暮お中元、自分や家族の服、そんな取引の中でたまたま松茸があった、
という感じなのでしょう。

私の姉が以前、といっても20年近く前の大昔、百貨店の人事部に勤めておりました。
当時のその百貨店では、外商部には管理職しかいなかったそうです。すべて課長以上。
昨今のニュースを見ると名ばかり管理職か、という感じですが、しかし、商売相手が
相手で常に高額取引ですので、それなりに権限もあってお客さんの注文にしっかりこたえて
いる部署。その後百貨店は淘汰の時代になり、どんどん値下げ競争と一方で高額商品路線に
走ってだいぶ苦戦しているようです。普通のサラリーマンでもそれなりに年間取引があれば、
外商取引できるようになったと聞いたことがあります。
 大阪梅田では百貨店商戦が激化しそうです。阪神阪急(H2O)グループ、新しい店舗で
 今後の商戦どうなるか楽しみです。

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 【ニュース】世界大波乱
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 アメリカ発で金融業界大波乱です。サブプライム問題いつまで続くのでしょうか。
9月中旬の証券会社リーマンの破綻、一方で、保険のAIGを救済。そして、今回のアメリカ
議会の金融支援策の否決。世界中で一気に株価が下げました。再修正後の可決を目指すそうです。

 住宅ローンが払えず競売・差し押さえになっている人から見ると、「なんで金融機関だけ
助けるのか」なんてことなのでしょう。アメリカも選挙前ということが影響しているようです。
 
 日本もかつて公的資金の注入を行いましたが、「決済システム」を守るため、という大義名分が
ないと合意ができません。今、アメリカ経済は心筋梗塞状態です。よくお金は経済の血液だと
いわれます。お金がぐるぐる回ってこそ経済が安定・発展する、でも今、
 「今日あの銀行に貸した金が、二度と返ってこないかも知れない」
なんていう不安があって、借りる方の銀行はお金の調達ができません。銀行といえども所詮自転車
操業ですから、2週間も資金不足が続くと、あっというまに倒産します。

 半分は風評被害みたいなものですが、これが現実で、その一方で、他の業種なら
 「はい倒産ですね」
で終わるのが、銀行なら倒産しない、この論理には庶民の反感があるでしょう。
 「決済システムを守る」という意外に、インフラのひとつとして、しっかりした行政側の管理
監督、そして、救済された場合のペナルティ、こういったものがはっきりしていないと、庶民の
反感はなくならない。
 電気やガスや水道とおなじようなインフラなんだという意識をもつためには、無制限な利益
追求ができないような仕組みが必要なんじゃないかと思います。だって、公的に守られながら、
年収1億とか、ボーナス10億とか100億とか貰うのっておかしいでしょ。

 日本でも自由化以来、今後いつか金融機関の破綻が出るでしょう。すでにいくつかの地方
銀行は危ないと言われています。万が一時の仕組み作り期待したいところですが、現実に私が
できることといえば、リスク分散して、いかに自分とクライアントの資産を守るかということ
くらいでしょうか。
 
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 【土地資産】1mの土地に固執する人、金で解決する人どっちが幸せ?
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 土地境界のトラブル、結構ありますので、前にブログに書いたことがあるかも知れません。
 今回は隣の人から、「あんたと私の間にある通路、これは土地はうちのもので、登記と違って
はみ出している、返してくれと言われている」。こんな相談です。
 
 大体、日本の土地では、昭和50年以降に売買されていない土地は登記と実寸が違っていると
思った方がよろしい。田舎では特にそうです。
 で今回の場合、幅1m、長さ10m、約3坪ですね。プレミアをつけて坪単価30万としても
総額100万しないような土地。
 
 これを裁判しておられます。
 弁護士の着手料30万、登記確認等20万、、、、すでに100万以上出費されておられます。
 
 私ならその土地が大事で登記とずれていて登記に不備があるのなら、「あっそうですか、
じゃあいくらで売ってくれます?」 なんて言うと思いますね。

 裁判で勝って自分の主張を認めさせるというのもね、悪くはないと思いますが、登記がずれて
いることに無頓着だった自分について、「あっそれ、100万で解決できるんだったらラッキー」
という考えも出来るんじゃないでしょうか。
 金で解決した方が自分の人生の質が落ちない・変に気分悪くなるよりその方が良い、なんて云う
考え方、普通はとくに土地に関してはなかなかできません。先祖からの土地だとなおさらです。
 最初からうちの土地、なんで金出してまで、と思うのが普通です。こういう思いやプライドで
裁判になりがち。
 土地には時効取得と言って、黙って10年とか20年とか使っていれば自分の物になる規定もある
のですが、そんなことを裁判で証明しようとすると、その証拠集めが大変です。(20年間一度も
隣から苦情を言われたことがない、なんていう証明なんてまず無理ですから。ま、このあたりが
争点になるのですけどね)
 

 裁判で勝って自分の土地となったけど近隣で住みづらくなったとかになると、よほど残りの
人生で損するんじゃないでしょうか。なんて思うのですが、大抵の方は裁判するか、うやむやの
まま問題を先送りにするか、みたいです。貴方ならどうされます?
 

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 ●クレーマーの時代;注文を飛ばされたラーメン屋にて大人の対応は?
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 お金の話じゃありません。もの凄〜く、身近な話。
 レストランで注文を飛ばされた私のお話です。
 
 京都駅地下のレストランに入りました。結構お昼時で混んでいます。
 店員はお水をおいたあと、すぐに別の客のためにレジに飛んでいきました。その直後3組ほど
お客が来てそちらにお水を出して、すっかり私は忘れ去られました。声掛けようにもなかなか
こっちにやって来ません。後から来たお客さんの注文も終わってしまいました。
 
 「こっち注文まだだよ〜」
 
 なんて大声上げるのもいいかな、なんて思ったのですが、その日は時間もあったので店員が
近寄るのを待ていました。で他の客の注文品を持ってきたときに
 
 「注文まだなんですけどぉ」

なんてね、小さい声で言ったら、えらく慌てた様子になって、でもね、大声で

 「済みません済みませんっ!」なんて言わないんですよ。
普通に
 「ごめんなさい、ご注文お決まりですか?」。


で、ちゃんと、後から来た客の注文を飛ばして、本来の順番どおりに私の料理が出てきました。
 
 こっちもむこうも大人の対応。ちょっと前の飲食店ならこんなことは普通の対応だと思うの
ですがね、なんだか最近こういう程度の対応さえ、客も店員も出来なくなったなぁと、淋しく
思ったりするのです。
 
 ちょっとしたミスを、さも大げさにクレームとして文句言う人が増えてきたなぁ、なんて思う
のですが、それでなんらかの詫びを貰っても全然嬉しくないじゃないですか、というより気分が
悪い。
 いかに気分良く生きるか=人生の質を向上させるか。
 ね、私のライフワークなわけです。非常に些細なことですが・・・・
 
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 クレーマーが増えている原因の考察
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 ちなみに、クレーマーが増えている原因、これを少し考えているところです。
 
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 金銭によって等価なサービスを手に入れる。飲食店なら800円でラーメン定食と交換する。
しかし、この交換には、当然、順番通りであるとか他の人より多いとか少ないとか差別されない
という条件も含んだ等価交換、だから理不尽なことがあると一瞬にしてクレーマーになってしまう。
 
 「貴方お腹に赤ちゃんいるの? じゃあこれおまけね」 

なんていう商店街や市場で普通に見られた光景が無くなった。なぜこれほどまでに等価交換に敏感に
なったかというと、子供時代の教育に原因があると考えている。
 「コンビニでお買い物」これがいけない。現代の子供はお金を使うことを非常に低年齢で行って
いる。昔の子供のお使いでは「ボクえらいなぁ」なんて言って貰えたのだけれど、コンビニでは
小さい子供にまで「いらっしゃいませ」なんて言っているのである。
「お金が有れば大人と同じ物が買える。大人と同じになれる」という誤解が生じているのである。

大人と子供の違いは何か? (大人の対応ができる人とできない人の違いは何か?)

それは「社会人」であるか否かであり、教育においては、お金の価値を認識する以前に、社会として
の自分の地位を認識しなければいけない。これが逆転したから歪んだ貨幣経済、金こそすべてという
認識が知らず知らずに現代人を蝕んでいる。

 「もうお兄ちゃんだからできるよね」「君にはまだ無理だなぁ」という兄弟間で行われていた
会話が無くなったために家族社会での地位がなくなり、受験システムという教育制度の中で学校
という地域社会でのつながりが希薄になり、効率を求める企業の中で神経をすり減らし成果主義
の元、給料に反映される仕組み、、、家族社会・地域社会・会社社会・・・そして日本社会。
 それぞれの社会での社会人としての地位認識がないままでは、「社会人」になれないのは当然
である。コンビニで育った人々が今後益々増えていくのであるが、少々心配しているのである。
 
 「コンビニでお買い物」→「お金が有れば大人と同じ物が買える。大人と同じになれる」
 
 現実に小学生の子供にこんな事言っている親を見たことありませんか?

 「そんなおもちゃ買わないっ! 自分でお金儲けてから自分で買いなさいっ!」

 金銭と物・サービスとの等価交換、これは経済の原則である。しかしお金で買った物はいずれ
なくなるし、大切にしないといけない物はもっと他にあって、その多くはたぶん社会の中にある。
 

 
 人生とお金、私のライフワークですが、これほど面白い物はありません。
 
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ここまでお読みくださりありがとうございます。
今回のこのメルマガは少し身近な話題と身近でない話題の両方を織りこみました。

従来からの年金不安、健康保険不安に加え、物価高不安、保険会社不安、今後の経済の不安、
そして将来の不安。こういう不安を「人生とお金」の面から少しでも和らげられれば、
人生にゆとりが生まれるはず、なんて思って仕事しております。
今後とも宜しくお願いいたします。m(_ _)m