ライブリフッドプランニングのロゴ
トップへ
プラン(スタイル別年代別・・)
インフォメーション(統計、情報)
知っ得ニュースレター
ご利用上の注意
営業案内
ブログ
トップ>メルマガ>2009ー04

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 【暮らしとお金のアドバイザー】
  ライブリフッド プランニング メルマガニュース
                 (2009年3月号)
       (本メールはメルマガ登録の方に配信しております。)
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 
  前回書きましたが、週2〜3回スポーツクラブ通ってます。もう筋肉
  ムキムキです、なんて言いたいところですが、見た目何にも変わって
  いません。そりゃ20年からの運動不足ですから。。。ジョギングが
  10分間出来るようになるまで1ヶ月かかりました。
  平日昼間会員なので、平均年齢が高くて、目の保養にはならないのが
  難点なのですが、それでも、推定70歳越えているような人が、「えー
  こんなペースで1時間走ってるの」、「なんて柔らかい体持ってるん
  だろ」、なんて結構驚きがあります。それと、思わず手を差し伸べた
  くなるような弱そうなおばあさんが、一生懸命、筋トレしてたり、
  きっと何か思うところがあるのでしょうね。
  意外なことに、今日はお風呂だけ、なんていう会員さんがいるのも
  新鮮な驚きです。
  
 【今月の目次】
 
   ●クイズ:国家予算を月40万の世帯に例えてみる。
   ●お金のレベルアップ
   ●定年前の転勤
   ●(クイズの答え)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
●クイズ:国家予算を月40万の世帯に例えてみる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
予算が国会で承認されました。
これを月収40万円の家庭に換算してみましょう。
もし貴方なら、まず、

  ・社会保障費(医療・年金・福祉)にどれくらい割り当てて、
  ・公共事業にはどれくらい割り当てますか?

平成20年度を例に挙げてみます。
税収58兆円に対して、83兆円の支出です。だから差額の25兆円は新たな借金追加
です。
「兆」、なんて凡人には理解不能な数字なので、月収40万円の家庭に換算しま
しょう。
さあメモと鉛筆を出してくださいね〜。

もし貴方が、財務大臣ならどんな風にこの40万円を割り振りますか? 

項目は全部で7つあります。直感で答えてください。

  1.社会保障(医療・年金・福祉)
  2.国債費(過去借金の利払い)
  3.地方の自治体へ
  4.公共事業
  5.文教・科学(学校とか)
  6.防衛
  7.その他

ヒント:7項目ありますから、平等分割すると1〜6を6万ずつにして、 
    その他だけを4万にすると丁度40万円。

(答えは最後に)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
●お金のレベルアップ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

 以前にも書いたと思いますが、お金は歳と共にレベルアップします。
若いうちは「使う」だけ。家族が出来ると「守る」役割が出てきます。
そして、子供が成人したり退職金なんかを貰ってそれなりの貯蓄ができると
それを「殖やすお金」に回していきます。
 
  ●使うお金
  ●守るお金
  ●殖やすお金
  
家計診断では、「収入に対してローンが多すぎますね」と言うのがよくあります
が同じように、「収入に対して教育費が多すぎますね」というのが最近増えてき
ています。
教育費、これは子供を「守るお金」の一つですが、ローンも教育費もどちらも
ライフプランを考えずに計画を立てるので(というか無計画なので)問題が起こ
ってきます。
子供が大きくなればお金が掛かりますし、守るべきものが守れないとなれば
それは悲劇にしかなりません。

殖やすお金。時間を味方につけるという点では若いほど有利です。しかしだから
といって有り金すべて投資しているようではいけません。うまく「使えない」の
です。
むしろ、若い時ほど、経験というものにお金をかけて欲しいな、なんて思います。
経験というのは自分への投資、無一文になっても残る財産、だと思います。
ちなみに若いというのは何歳か? 80歳からみれば70歳は若いのです。経験とい
う投資、これは人生の投資ですので予算をしっかり立てて、多くもなく少なくも
ないように意識的に使う必要があると思っています。

「使うお金・守るお金・殖やすお金」、何事もバランスが大事! なのです。
  
  
人生の財政計画を作ること、バランスを考えることがライフプラン作りの基本
です。もちろん将来の事なんてわかりません。計画が変わった時にはそれに
応じて見直していく、これがライフプランの第二ステップ、

  「ライフプラン(改)」

となっていくのであります。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
●定年前の転勤
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

ある電機メーカーで研究開発されてきた課長さんの話です。

「定年まであと3年なのですが、この不景気で単身赴任を言われまして、、、
 工場へ転勤です。今までの書類全部シュレッダーにかけました。なんかやる気
 がなくなってしまって」

私も研究職だったことがあるので気持ちが分かります。私は数年サイクルで異動
しましたけど、この方の場合は長年の仕事がチャラになったわけでその虚しさは
痛烈に分かります。でも、リストラじゃないだけましでしょうかね。

定年まで数年という団塊世代後半の方の場合、特に大手製造業の場合の退職
プランではいくつかのポイントがあります。

 ・再雇用か途中出向か、それによる収入の変化は?
 ・退職金算定額が最後の数年で大きく変わる。
 ・失業保険と部分年金と、どういう計算をするか
 
通常、定年退職だと失業保険は貰えません。部分年金が失業保険の基準額を
超えるためです。だから、年金を貰う半年前すなわち、59歳6ヶ月で辞める
と言うのは一つの選択肢になってきます。ただこれを選択すると再雇用等の
就職は諦めるということになりますので要注意。

多くの方は取りあえず、部分年金10万程度じゃ生活できないと再雇用に申し込ま
れるのですが、給料が半分くらいかそれ以下のになることが多いと思います。
多く貰うと部分年金さえ減額されるという年金制度のためです。

同じような仕事をして、半分以下の給料じゃ嫌だな、とか、自営業になるとか、
起業するとか、他にやりたいことがある、なんて方は、この59歳6ヶ月で辞めて
失業手当を貰って年金に繋げるというのは悪い選択ではないと思います。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
(クイズの答え)国家予算を月40万の世帯に例えてみる。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●

冒頭の国家予算83兆円を月40万の世帯に換算した内訳です。
どうなっているでしょうか?
 

まず、40万の半分である20万を取り出して、

  ・社会保障(医療・年金・福祉) 10万
  ・国債費(過去借金の利払い)  10万

これで、予算の半分です。
残りの20万で

  ・全国の自治体へ 8万
  ・公共事業    3万
  ・文教・科学   3万
  ・防衛      2万
  ・その他     4万


しかも本来なら40万じゃなく28万の予算にしなきゃいけません。収入が足りない
から12万円を新たに借金しています。

社会保障費、これ、1985年は半分でした。20年で2倍になりました。お年寄りが
増えたからです。お年寄りはこれから増えますので、あと1.5〜2倍必要です。
今10万の社会保障費を15万にしようと思うと、どこから削りましょうか?
これが日本の財政の現状です。


今、日本の借金は一人あたり500万くらいあると言われています。3人家族だと
1500万円。
「こんなの返済無理じゃん」と思われますか、実は簡単に返せます。

一人あたり500万返せば良いんですよね、
今厚生年金(男性)の平均受給額200万円です。
現役の人は、年金支給額を2年半遅らせるだけでOK。
すでに年金を貰っている人は65歳時点での平均余命が20年くらいありますから、
年金15〜20%カットすればOKです。
簡単でしょ。
  あなたならどっちを選びますか
 
    1.年金を破綻させる
    2.年金2割カットして存続

年金が破綻するんじゃなくて、庶民の生活が破綻するんです。
将来が不安だからと「守るお金」ばかりだと「使うお金」に回せません。
だからそうならないようにライフプランを作って、守る・使うのバランスを考える
と人生の質が向上するという訳です。

(※年金制度を論じるには、国家予算じゃなく年金財政という別枠の予算を考える
  必要があるので上の議論は若干強引なところがあることを注記しておきます。
  それと、お年寄りは今後増えますのでもっとカットしないとつじつまがあいま
  せん。)
  

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ここまでお読みくださりありがとうございます。
タクシーに乗っても飲み屋に行ってもどこに行っても不景気不景気と言われますが、
不景気な時ほど無駄を省くチャンスだと思います。
家計のムダ・保険のムダ・税金のムダ・ローンのムダ……4つの無駄と呼んで
おります。
自分にとって無駄なお金って何だろう、どのように前向きなお金、有意義なお金、
生きたお金を使うのか、  というのを考えるチャンスなのではと思います。
そして景気が良くなった時に、その計画をパワーアップさせて実践すると、もの
凄く価値のある人生に変わるよ、なんて思います。
次回は、「殖やすお金」について、「元本保証の投資方法」を書く予定にしており
ます。