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ライフプラン先取り計画

目的別ライフプラン


  
◇資産運用できる人とできない人で格差が拡大
            投資信託
            
株式
            
不動産  その他

 ある程度貯蓄が貯まったら、例えば2年分の生活費、うーんと、例えば1000万あるとしたら。ちょっとくらい有利な金融商品にもトライしましょう。なぜなら、インフレになると貯金が目減りするからです。
 物価上昇が年3%で上昇すると、
10年後には7割の価値しかありません。

 定期預金の利子は物価上昇を下回る事が多い。長い間日本経済はデフレが続いています。このデフレ時にはタンス貯金・定期預金は非常に有利です。でもインフレ時には逆に目減りしていく。ここで
資産運用する人としない人とで大きな資産格差がつきます。

   資産:1000
万円を 5%で 20年間運用  = 2653万円

  物価上昇が2%で、定期預金が1%だったとすると、

   物価上昇:1000
万円は 2%で 20年後  = 1480万円
   定期預金:1000万円は 1%で 20年後  = 1220万円

 1000万くらい貯金があるなら1000万の内の少しくらいをインフレに強い金融商品で運用すると資産の目減りに対抗できます。

 でも
1000万ある人、あまりいないと思います
 自己資金のうちほんのわずかな部分で無理なく資産運用をトライすべきと思います。なぜなら、将来退職金や遺産などで多額の資金を持ったときにどうするべきかを判断できるようになるからです。確定拠出年金が個人でも企業でも急速に広がっていますので否応なしに資産運用に向き合わなければなりません。
実際に運用して収益を上げるとか上げないとかにかかわらず、知識としての資産運用が必要になってくるでしょう。


○安全性・流動性・収益性

 資産運用を考える際には3つのポイント「安全性」「流動性」「収益性」を考えます。
 すべてが良いという金融商品はありません。
 自己責任でそれぞれを選ぶことになります。

 
定期預金は銀行が破綻しても、一つの銀行で1000万円までは保護されますので非常に安全性は高い商品です(安全性○)、が、低い金利、わずかな利子しか付かない商品です(収益性×)。その代わり、簡単に現金にできます(流動性○)。

 
株式投資は、安全性・流動性・収益性、どれをとっても、その株式の発行元である企業の規模や業績・将来性に左右されるものです。
 
債券は国や企業が発行する借用書のことですが、安全性は比較的高い商品で、債券を売買することである程度の流動性もあるというものです。しかし、やはり発行元が破綻するとどうしようもなくなりますので、選ぶ際にはこういったリスクを把握する必要があります。(通常金利の高いものは安全性は低い)

 株も債券も初めての人にはなかなか取っつきにくい、でも、定期預金じゃやはりダメということに気づいた人が多いので、
投資信託(ファンド)が大人気です。株や債券を組み合わせたものがファンドですが、一口に投資信託と言っても、日本国内で数千の種類が発行されています。どういうファンドを選ぶのか、それを取り扱っている金融機関はどこか、こういった視点が必要になります。

 この他、金やプラチナなどの
貴金属、不動産投資、外国為替、いろいろな投資があります。
 貴金属はその資産価値の上昇を見込んで最終的に売却利益(キャピタルゲイン)を得るもの。不動産は賃貸収入というインカムゲインを得つつキャピタルゲインも期待する。外国為替はドルやユーロなどの金融情勢と各国の金利差(主に国債)に注目するものです。(ちょっと簡単に書きすぎ)
 それぞれ、手数料、キャピタル・インカムのゲイン見込み、維持費などを勘案します。また、
どれもリスク管理(破綻リスクとか、下がっていくぞ〜とかの見込み)が必要になってきます。

 最初に書きましたが、安全・流動・収益 すべてOKの商品はありません。
資産運用する人としない人とで大きな資産格差と言うことを念頭に許容できるリスクを自分で判断する必要があります。なので資産運用知識が必要になってくると思うわけです。
 

 ところで、
保険を使った運用というのもあります。終身保険はある意味預貯金を同様の働きをします。死亡時におろせる貯金。死亡時と限定されている分普通の預貯金よりは格段に利率が良い。生命保険の利率は予定利率といいます。
 この他、運用と死亡保険を組み合わせた
変額年金保険養老保険。傷害保険と組み合わせた年金保険とかもあります。


 投資アドバイザーは運用資産をどう活用するかについて適切なアドバイスをする仕事人ですが、ファイナンシャルプランナーは、それぞれの世帯の貯蓄やローン、それに加入している保険状況から総合的に判断する仕事人です。
「あなたの生命保険は入り過ぎじゃないですか、それだったら少しは投資に回しても良いですね。定年まで二〇年ありますから少しくらいリスクを取って、これから成長しそうな株式投資とか、こういった投資信託なんかを検討してもいいと思いますよ」っていう具合。
 借金が減るというのは、それだけ運用できたとも言えるわけですから、もし、3%の住宅ローンが残り20年残っていて、100万円繰り上げ返済するとしたら、こうなりますよとかね。

 現金・預貯金・収入と支出、借金・投資、これらみんなまとめて考えるのがファイナンシャル・プランナーです。
 



○節約は大事

 大安売りのチラシで最大限節約。光熱費のマメな節約、これらはとても大切なことです。が、百円・二百円を節約して、無駄なものに1万円使っていては絶対貯まりません
 3万円かかっている食費を2割削るより、無駄な出費1万を削る方が楽なはずです。

 全体が見えていないとこうなります。
 メリハリのついたお金の使い方これが重要です。
 そのために、私はライフプランを作るのです。
 「したいこと」「やりたいこと」の予算化作業。顧客との共同作業です。


 冒頭に、1000万円という少し大きな額を出しましたがこれには意味があります。
 預金保険機構の限度額だからです。
 銀行の預金+利息が、1000万円を越えると保護されない。これまた、銀行破綻のリスクというものを抱えることになります。(一銀行一千万なので、普通は他の銀行に分散させるとは思いますけど)

 預貯金だけで済ませていた方はこのリスク感覚が少ないと思います。
 リスクのことを言えば、タンス預金だって、火事や盗難のリスクがあります。投資のリスク、元本割れのリスク、破綻のリスク、火事・盗難のリスク、どこにどんなリスクがあってそれらのバランスをどう取って、適切なリスク分散にするか、この感覚が大切だと思います。

 私は資産を殖やすことももちろん、資産を守ることにも力点を置いています。