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◇定年前二人世帯家族(夫婦仲×の場合)


  50代後半のKさんの場合

【家族】 3人家族。子供は15歳。

   →心配なこと:  老後生活・離婚すべきかどうか
 
【住まい】 住宅を30年前に購入。ローンはない。
【将来の夢】 ご主人は定年後は、奥さんにも子供にももう少し時間を費やしたいと思う反面、形を変えて無理ない範囲で仕事を続けたいとも思っている。
 奥さんは、ご主人が定年すれば自分の時間がこれ以上減るので、実は離婚したいと思っている。
 
全般的なアドバイス
 
 折角連れ添った夫婦ですから、安易に離婚なんて考えないでください。定年したら一気に態度(お互いの生活)が変化するという場合もありますよ。
 それに、例えば遺族年金、夫婦なら厚生年金部分の75%が支給されますが、離婚時の年金分割なら50%です。平均寿命から言うと女性の方が約10年長生きするんですよ。
 ただ、同時に人生の3分の一は残っていますので、場合によれば離婚という決断もあるかもしれませんね。自分の人生をどう有意義に過ごすか、大切なことです。ファイナンシャルプランナーとして金銭的な面をお答えしますね。

 ○財産分与について:
 夫婦以後にできた財産は半分ずつという考え方が基本です。結婚前の財産は関係有りません。ちょっとやっかいなのが、退職金を貰う前と貰ったあとのこの分割なんです。実際「退職金を貰ってからの離婚」という線で考える方もいらっしゃいますね。
貰う前ではダメなのかというと、離婚協議のまな板の上で相談なんて方もいらっしゃいます。離婚時に退職したとして計算した退職金の半分とかですね。


 ○慰謝料請求について:
 不貞行為があるかどうかというのが最大のポイントです。

 ○養育費について:
 裁判所で用いる基本額というのがあります。例えばご主人の年収1000万、奥さんが100万で、お子さん15歳なら毎月8〜10万円

 でもこれらの数字は、離婚訴訟の時に出てくる基本となる額なので、
お互いが納得すればこれに縛られるものではありません。一般にはお互いが納得した条件で協議離婚となる場合がほとんどです。注意点は税金関係(贈与)がうまく処理できることです。
 あと、子供の親権をどうするか、子供の生活をどう守るのかというポイントが必要だと思います。


 離婚するにしろ、しないにしろ、その後の生活がどうなるかが重要であって、良くなる点と悪くなる点をしっかり公正に見つめることが必要です。特に住むところをどうするかという問題、それと将来の収入の問題、そして、将来というのは死ぬまでずっとで有るという点、これらを見据えないと生活そのものが成り立ちません。
 このあたりを十分注意してプランを立てることが必要だと思います。


 じゃあどうするのか、この後のこと、具体的なプランのこと、ご相談ください。


お話しをお聞ききすると、金銭面以外に多くのお悩みをお持ちだと思うことが
よくあります。せめて金銭面だけでも何とか出来ないか、プロの立場でなんとか
できないか、そんなことを多々感じたりします。


 難しいこと・専門的なことは プロに任せる!