年金記録の確認をやってみた
確認のポイントはここ!
2007/06/09
何かと話題になっている年金記録もれ、年金記録行方不明の問題。
私は会社員時代に、引っ越しと事業所変更が3回、それに退職経験が
ありますので、社会保険庁の「年金個人情報提供サービス」でできる
年金記録確認をやってみました。
このサービスは平成18年(2006年)から行われているサービスで
事前にユーザーIDとパスワードを貰っておく必要があります。
(昨今の記録もれ、記録行方不明問題で現在1ヶ月待ち位です。2007.6)
実は、随分前から問題になるぞ!なるぞ!と言われておりまして、
半年前からは私のブログでも注意を呼びかけていたのですが、
実際に確認した人は少なかったようです。
以下、注意するべきポイントを解説します。
間違いは60〜70件に一人ある!ということですから、最低限以下はチェック
年金特別便では、標準報酬額が記載されていません。
(1)まず、加入期間のもれ
自分の職務経歴を先に書き出しておくと良いでしょう
(2)標準報酬額の増減
会社負担分を減らすために、嘘の低い報酬額になっている場合が
あるようです。突然減ったり増えたりしていないか。
もちろん、給与明細書があれば完璧な証拠になります。
年金個人情報提供サービス インターネットでの記録確認のやり方
【1】ログイン
社会保険庁のページから年金個人情報提供サービスに行き、
所定の入力事項を入れてログインする
【2】まず、加入月数の確認
転職や自営などの記録ごとに一覧になりますので勤め先等とその加入月数を
確認します。喪失日と次の取得日にブランクがある場合を特に注意しましょう。
転勤(海外も国内も)時に漏れる場合も有るようです。
【3】国民年金・厚生年金それぞれの詳細を確認する
緑色のボタンをクリックして詳細を確認します。
●まず国民年金
もうすでに一年分払ってあります。一括払い3000円お得。利回り1.8%。
付加保険料400円も払ってます。(2年ほどで元が取れるお得な追加)
免除(全額免除〜1/4免除)期間があると、年金は減額されます。10年間は追納
可能です。これをうまく使うと、社会保険料控除で所得税を安くできたりします。
※例えば、年収1000万のご主人が、大学生の子供の国民年金(年額16万円)
を払って、2割の税金分、約3万円を得するとか。ま、手取りは減りますけど。
→子供名義で黙ってしている貯金なんてありませんか?ここで使うんですよ。
・・・・さすがファイナンシャルプランナー、、、かなり、せこいってか。
●厚生年金の方。
厚生年金は通常4〜6月の報酬を標準報酬月額として徴収します。
(残業代・定期代などの手当も含みます)
間違いがないか確認しましょう。見た目に変な増減がなければまずOK。
平成16年度より、賞与額も記録されているはずです。
(ボーナスからも徴収するようになったため)
※経営者と懇意ならば、
本来の報酬と通勤手当と賞与と退職金でどうするのが、ベストかなんて
いうのが、税金と社会保険であったりしますし、経営側からなら、経費で
落とせるもの、部分的に経費になるもの(退職積立用の保険)、一時期
資金繰りに使えるものなど、いろんなパターンがあるんですけどね。
大抵の経営者って疎いんだなぁこれが。
【4】問題が有れば・・・問い合わせ先は?
さて、もし問題があれば、問い合わせしようとするのですが、一体どこに
行けばいいのか。年金って、それぞれ下記のように担当が違うんですよね。
うちの母親なんかは、国民年金と自分の厚生年金と、親父の遺族年金、
別々に通知が来てます。
これ、請求の時にも重要なんで覚えておいてくださいね。(つっても、
共済年金は統合するらしいし、社会保険庁も組織が変わるみたいですが・・・)
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厚生年金 |
社会保険事務所(会社の担当部署) |
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地方公務員
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日本私立学校振興・共済事業団 |
こんな情報や知識を知るだけなら
ネット検索だけで十分
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