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◇都会派マンション共働き夫婦


  ともに30代のAさん夫婦の場合

【住まい】 結婚して5年、2年前に駅から近い新築マンションを購入した。
 地価と金利が上がってきていると聞いたからだ。夫婦両方の収入を合わせると1000万円の年収優に超えて、今まで貯蓄してきた分をローンに回すとように考えるとそんなに無理なく返済できそうだ。

 →心配なこと:
 来年3年固定の住宅ローンの期限が来て次の金利になる。しばらくは金利が上がっても家計的には余裕があるけれども、10年後とかを考えると少し心配。

 

【家族】 子供は欲しいと思っている。が、仕事をはずれれば、収入が減ることもあってもう少し様子を見ようかとも思っている。ただ年齢的なことを考えて、不妊治療に行き始めた。
 
【将来の夢】 一戸建てをすぐに買う気はないけれど、子供ができて大きくなればいずれはマンションを売って、一戸建てに移りたいと思っている。マンションも新しいほど価格が高いだろうし。

全般的なアドバイス

 お二人に収入があり経済的には恵まれていますね。でももしお子さんができて奥様の収入がなくなるとすると、経済状況は一変するのではないでしょうか。
 100万円の繰上返済は、残債2500万円で30年であれば、32万円分の利息節約効果があります。


 住宅ローンの返済については、具体的な数字を立てる方がはっきりします。
  ①頑張って返済するパターンと無理なく返済するパターンを比較する
  ②無理なく返済を続ける一方で、「貯金」をして繰上返済する

 例えば②の方であれば、いつ・どれだけ繰上返済するとどのくらい有利なのかをいくつか検討することができますから、将来教育費など別の出費とのバランスを考えることもできますね。
 教育費のピークと次の住宅購入の資金、それから老後準備の期間が重なると将来準備不足になる可能性もあります。とりあえず、10年分の細かい収支予定とそれ以降の大雑把な収支予測を立てることをお薦めします。いくつかの場合の貯蓄残高の推移をグラフ化しましょうか?

 あと、ご夫婦で受けておられる住宅ローン控除がどうなるか、次の住宅購入時に掛かる税金等がどうでなるか。そして、子供さんのことが最大のポイントになると思いますが、まだまだわからない点が多いとは言え、将来準備不足にならないようにしっかり心づもりされてはいかがでしょうか。現状の教育費について、公立/私立・文系/理系などのデータがありますよ。

 なお、不妊治療は所得税の医療費控除の対象となる部分も多いので領収書は必ず保管くださいね。例えば年間医療費が50万だとすると、10万円を引いた40万の所得が無かったことになります。奥さんの税率が5%なら2万円が確定申告で戻ってきますよ。そして、旦那さんの税率が20%なら、旦那さんで確定申告することで8万円が戻ってきます。


 じゃあどうするのか、この後のこと、プランのこと、ご相談ください。


お話しをお聞ききすると、金銭面以外に多くのお悩みをお持ちだと思うことが
よくあります。せめて金銭面だけでも何とか出来ないか、プロの立場でなんとか
できないか、そんなことを多々感じたりします。

 難しいこと・専門的なことは プロに任せる!