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全般的なアドバイス
先日新聞に「退職したら奥さんは『お昼ご飯は作りませんよ』宣言をしましょう」なんて書かれていましたが、夫婦お互い干渉しない部分を生活の中で決めておくのは大切みたいですね。一番幸せを感じる時間帯:ご主人=土曜の夜 主婦=月曜の朝 らしいです。家庭生活の中での適度な距離感というものも必要で、退職を機に生活が変わりますので、夫婦が尊重し合い、信頼しあって過ごすためには必要ではないか、と思います。あっ、お金の話でしたね。
ところで、60歳で定年退職したとして、平均寿命を考えるとまだ人生の3分の一は残っています。まだまだ一杯残っていてどうなるか分からない。これをどう有意義に過ごすかが人生の質を高めることになると思いますよ。
退職で折角できた時間ですし、資金的にも余裕があるので、精一杯人生を楽しむことも良いことですが、一方で金銭的に貯蓄が減っていくとなると、徐々に精神的にも厳しくなるんじゃないかなと思います。
これまで在職中は、給料は基本的に上がっていったと思いますが、年金収入だけですとだんだんと支出が増えてくるもんなんです。でもね、年金、これは生きていればずっと貰えます。倒産して路頭に迷うなんてことがありません。これを生かさない手はありませんよ。
Hさんの場合は転換点が2回あります。一つ目は、田舎の親御さんの将来の点。もう一つは配偶者が亡くなった時です。これは絶対にいつかやってきますので、これをしっかり対処できれば非常に豊かな人生設計が出来ると思います。
私が収支計画を考える上でポイントとして考えるのは
(1)ご夫婦それぞれの「65歳までの収入」「65歳からの収入」
(2)それまでの貯蓄と負債(ローン)
(3)将来の税金(退職所得税、年金の所得税・住民税・固定資産税)
(4)健康保険費用
(5)将来の支出予定(子供の結婚とかリフォーム費用とか)
これに、日々の生活費状況という支出を予測もいれながらグラフにしますがいかがでしょうか。いくつかのパターンをお作りしますよ。
収入が変わらないのに支出が1万増える。これがとても精神的な圧迫になる人が多いのですが、グラフにするとそれに耐えうる貯金を十分持っているという人も多いんです。
なぜ不安になるかというと、上の(1)〜(5)が十分把握できていないからなんです。逆に把握できていれば、少々のことでも不安なく過ごせますよ。私はそれが生活の質の向上になると思っています。
じゃあどうするのか、この後のこと、プランのこと、ご相談ください。
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